こんにちは。
今回は、でん部(おしり)の張り感についてお話をしたいと思います。
症状としては、それ程つらくはないので気にしなかったらり、見過ごされる場合があります。
実は、でん部の張り感はいくつかの関節の異常をあらわしているので大事な症状なんです。
どのような、関節の異常によって臀部は張るのでしょうか?
1、骨盤にある仙腸関節(せんちょうかんせつ)のずれ
2、股関節
3、背骨の中の胸の部分と腰の部分の境目の関節
多くはこの3つの関節の原因が、でん部の張り感をおこす原因となります。
仙腸関節は骨盤にあって、人体で最も大きい関節です。
この関節がずれると、でん部の筋肉にテンションがかかりますので、それが張り感として感じるんですね。
続いて股関節のずれも、でん部の筋肉が引っ張られる事によってテンションが生じます。
それが、張り感として感じられるんですね。
この2つは、でん部に近いので原因としてはわかりやすいです。
次の背骨にある胸と腰のつなぎ目の関節である胸腰椎移行部(きょうようついいこうぶ)はでん部から離れていますので、原因としてはわかりずらいと思います。
ところが、この胸腰椎移行部の関節がずれるとでん部の張り感の原因になるんです。
場合によっては、でん部の痛みをおこす部位でもあります。
このように、でん部の張り感は、骨盤や股関節、背骨の関節の異常をあらわしています
でん部の張り感から、腰痛・股関節痛・背中の痛み等の症状がおこる可能性があるんです。
でん部の張り感が筋肉性のものですと、数日から1週間程で落ち着きます。
もし、数週間かそれ以上の期間、臀部に張り感がある場合は早めに各関節の異常を確認するといいですね。
こじらせる前に対処ができると、腰痛や股関節痛、背中の痛み等のつらい症状を防げます。
でん部の張り感が長引く場合は、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。