こんにちは。
今回は、手の痛みと握力低下の原因についてお話をしたいと思います。
手の痛みは慢性化すると、しつこいですよね。
なぜ、慢性化してしまうのでしょうか?
それは、痛みの原因が残っているからなんです。
また、握力が弱くなると、なかなか回復しません。
握力が弱くなるのは、筋力が弱くなったからでしょうか?
もちろん、筋力が弱くなれば握力も弱くなります。
ところが、筋肉が十分あるにも関わらず、握力が落ちる場合があるんです。
なぜ、筋力は十分なのに握力が弱くなってしまうのでしょうか?
筋肉の力が握る力としてに十分に、伝わらないからなんですね。
それには、やはり原因があります。
どのような原因が、あるのでしょうか?
手の痛みと握力が弱くなる共通の原因について、お話をしていきます。
手が痛くなって握力も弱くなる原因は、関節が抜けたりずれる事によっておこるのです。
関節が抜けたりずれるといっても、微小なものです。
脱臼のように、大きくずれるわけではありません。
ところが、その関節の微小な抜けやずれが、痛みや握力低下の原因となるのです。
関節の微小な抜けやずれは、見落としてはいけないとても重要な関節の異常なんですね。
そのような微小なずれは、どのようにしてわかるのでしょうか?
関節の動きと押したときの痛み(圧痛)でわかります。
肘や手首、または指の動きが制限された場合は、明らかに関節に何らかの異常があります。
何か異常があると思う関節を、押してみてください。
その時に必ず同じ関節の正常な側も、同時に押す事が重要なんです。
正常な関節と異常な関節を、比べる事が大事だからです。
比べてみて、痛みがあれば関節が抜けたりずれている可能性が高くなります。
手の圧痛は、骨折の影響で関節が変形しているか、関節リウマチなどの難病でない限りは整復すると
早い段階で痛みがなくなる事が多いです。
抜けたりずれたりした関節を正常に戻すので、痛みが消えるんですね。
そして、関節が正常になりますので、動きの制限も大幅に改善します。
しっかり握れなかった手が、施術後にしっかりと握れるようになる事も少なくありません。
痛みがあるのに、レントゲンでは異常がないと言われた方はいませんか?
関節の異常が微小な為に、レントゲン等の画像ではわかりにくいんです。
その為、痛みや握力低下、可動域制限があるにも関わらず異常はないという診断をされてしまう場合
もあります。
異常がないと言われたにも関わらず、手の痛みや握力低下、可動域制限がなくならない方は、関節が
微小にずれている可能性が高いです。
慢性的な手の異常でお悩みの方は、関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。