こんにちは。
鏡をみると、体が傾いていると感じる方はいませんか?
左右の肩の高さを比べるとよくわかります。
正常であれば、左右の肩の高さは同じですので、差がある場合は体が傾いているんですね。
洋服のしわが、左右で大きく違う場合も体が傾いている可能性があります。
なぜ、体が傾いてしまうのでしょうか?
体を支える大黒柱である背骨が、傾いてしまうからなんです。
ではなぜ、背骨が傾いてしまうのでしょうか?
それは、背骨の土台部分が傾いているからです。
背骨の土台部分はどこだと思いますか?
骨盤です。
そして背骨は、骨盤を構成する仙骨(せんこつ)の上にあります。
骨盤の関節がずれると仙骨が傾いてしまいます。
仙骨が傾くと、その上にのっている背骨も傾いてしまうのです。
ピサの斜塔のイメージですね。
ところが、人体はピサの斜塔と違って、体が倒れないように背骨を曲げてバランスをとります。
バランスをとるので体は倒れませんが、傾いてしまうのです。
この状態が、脊柱(背骨)の側弯です。
ということは、土台である骨盤の傾きを、正常にすると背骨はまっすぐになるのでしょうか?
まっすぐになる可能性が高いものとなります。
ただ個人差が大きく、早い段階でまっすぐになる方と、まっすぐになりづらい方がいます。
子供は、まっすぐになるのが早いです。
骨盤を正常にしたその瞬間に、背骨もまっすぐになる場合も少なくありません。
基本的には、年齢が増すごとにまっすぐになりずらい傾向があります。
ところがあくまで傾向であって、例外も多いです。
このようなケースがありました。
腰痛で来院された80歳のご婦人は、体が傾いているのが気になるとおっしゃっていました。
施術を進めていくと、数回で腰痛と共に体の傾きがなくなったのです。
ご婦人は、とても喜んでおられました。
このように、年配の方でも早い段階で体の傾きがまっすぐになるんですね。
なぜ、子供でも体が傾いてしまうのでしょうか?
体が傾いている子供は、転倒や鉄棒やジャングルジムなどから落ちたりした衝撃で、骨盤が歪んでい
る場合がほとんどなんです。
いわゆる、外傷由来です。
成長のこともありますので、早めに骨盤を正常にして体の傾き(脊柱側弯)をなくすことが重要なん
です。
当院では、骨盤の異常を丁寧なカウンセリングと正確な検査で診断していきます。
その検査結果を元に、高い技術で整復しますので効果が高いものになります。