こんにちは。
今回は、人工股関節の手術後の痛みについてお話をしたいと思います。
どのような状態になると、股関節を人工関節に交換するのでしょうか?
転倒して、腰の側面を打つと太ももの骨の骨折になる可能性があります。
太ももの骨は、あしの付け根に細くなっている部分があります。
この部分に力が加わると、骨折をおこします。
太ももの骨が骨折すると歩けなくなるので、すぐに手術をするケースが多くなります。
そして、なるべく早く歩き始めて、寝たきりを防止することが重要になります。
変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)は慢性的な関節炎によって、骨や軟骨が破壊され
てしまいます。
関節が破壊されてしまいますので、生活に著しく支障がでてきます。
状態によっては、人工股関節の手術をする場合があります。
大腿骨骨頭壊死(だいたいこつこっとうえし)は太ももの骨の骨頭の細胞が死んでしまう病気です。
股関節の痛みの原因になります。
やはり、人工股関節の手術の対象になります。
人工股関節にすると、生活が楽になる場合が多いです。
(稀に、手術で人工股関節に変えても痛みがなくならないこともあります。)
ところが、数年すると再び痛みが出てくるケースがあるんです。
せっかく手術をしたのに、また股関節の痛みに悩まされるのはつらいですよね。
なぜ、痛みが再発してしまうのでしょうか?
一つの理由として、股関節と密接な関係にある骨盤が原因です。
前回、お話しましたが、股関節は骨盤と大腿骨で構成される関節ですので、骨盤に異常があるとダイ
レクトに股関節に影響が出てしまうんです。
骨盤がなんらかの原因でゆがむと、股関節の位置も変わりますので人工関節に痛みが出る場合があり
ます。
二つ目の理由は、不良姿勢や衝撃などの外力によって、股関節を構成する大腿骨が関節内でずれる場
合です。
この場合も、股関節の痛みの原因になります。
人工股関節でも、施術ができるのでしょうか?
施術はできます。
細心の注意を払って施術をしていくと、人工股関節でも症状は改善していくんです。
人工股関節の施術は、股関節の施術と違うのでしょうか?
基本的に同じ施術となります。
人工股関節の施術も、股関節と同じように骨盤を確認し異常があれば整復します。
骨盤の正常を確認した後で、人工股関節を確認します。
異常があれば、人工股関節を整復していきます。
人工股関節も、骨盤と股関節が正常になると痛みはなくなっていくんです。
せっかく手術をしたのにも関わらず、痛みがでると辛いですよね。
人工股関節に痛みや不調のある方は、ぜひ当院にご相談ください。