こんにちは。
今まで、骨盤のゆがみとそれが原因のさまざまな症状についてお話をしてきました。
今回は、心臓の痛みと骨盤のゆがみの関係についてお話をしたいと思います。
心臓と骨盤?
なんの関係があるの?
と思いますよね。
じつは、心臓と骨盤は大きく関連しているんです。
特に、右の骨盤がゆがむと心臓に影響がでることが統計上わかったのです。
動悸・息切れ・胸部のしめつけ感などの心臓が原因の症状があった方を調べました。
その結果、全ての方に右の骨盤のゆがみがあるという共通点が判明したのです。
右の骨盤にゆがみのある場合は、心臓に影響がでる可能性が高くなります。
そのため、右の骨盤のゆがみは臨床上見落としてはいけない箇所のひとつとなります。
右の骨盤にゆがみがある方には、必ず、動悸・息切れ・胸痛などの症状がないかうかがいます。
とても重要なポイントだからです。
なかには、動悸・息切れ・胸痛など心臓に関わる症状を訴える方が少なくありません。
そして、施術で右の骨盤のゆがみを正常にすると、動悸・息切れ・胸痛などの症状がなくなることが
ほとんどなんです。
このような経験から、統計のとおり右の骨盤のゆがみと心臓には関連があるというのが実感です。
このような事例がありました。
50代の方で、右の股関節の痛みで来院されました。
検査の結果、右の骨盤の異常がありましたので、いつものように動悸・息切れ・胸痛があるかどうか
の質問をしました。
すると、
なぜわかるんですか?
と、びっくりされました。
朝起きると、心臓に痛みがでることが多いとのことです。
この症状はつらく、なにか変な病気があるのではないかと不安になっていました。
すでに病院でいろいろな検査をされていましたが、結局原因はわからなかったそうです。
原因がわからないと、余計に不安になりますよね。
そこで、右の骨盤にゆがみがあると胸の痛みがでることを説明したのです。
最初は信じてもらえませんでした。
当然といえば当然ですよね。
胸の痛みと骨盤ですから。
そして、腰と股関節の施術を受けて帰られました。
次にその方が来院されたときに ”心臓の痛みがなくなりました!”
と驚いた様子で経過をお話されました。
やはり、胸の痛みは右の骨盤のゆがみが関係していたのです。
胸痛がなくなりましたので、大変に喜ばれていました。
心臓が痛いから整体に行くという方はいないと思いますが、病院でも原因不明な胸の痛みでお困りの
検査で右の骨盤に異常があれば、ほぼ確実に骨盤が原因の胸痛だと考えられます。
じつはもうひとつ、右の骨盤のほかに心臓に影響をあたえる原因があるんです。
この原因については、次回にお話したいと思います。