こんにちは。
今回は、原因不明の股関節の痛みや不調についてお話をします。
全く股関節を痛めた原因が思い当たらないのに、股関節に痛みがおこったり不調になることがあります。
本当に原因はないのでしょうか?
股関節を痛めた原因がある場合がほとんどです。
いくつかの原因のなかで、比較的多いのが転倒して膝をついた場合なんです。
なぜ、転倒して膝をつくと股関節を痛めるのでしょうか?
前に転ぶと膝をつくことがありますよね。
膝を打撲するので、膝が痛くなったり、内出血をおこしたりします。
ところが、膝をついて転倒した場合、膝の打撲よりもやっかいな外傷があるのです。
膝以外で、どのを痛めるのでしょうか?
股関節と骨盤なんです。
なぜ、膝をついた転倒で股関節や骨盤を痛めるのでしょうか?
転倒の衝撃はまず、膝にかかります。
その衝撃は、大腿骨(太ももの骨)から股関節に伝わるからなんですね。
膝をついた転倒が、股関節を痛めるのはそのためなのです。
はじめは打撲の痛みが強いので、膝の痛みに集中します。
その後、痛みがおさまると、股関節の異常を感じることがよくあります。
股関節の動きが悪くなったり、臀部に鈍痛がおこったりします。
このような場合、股関節を痛めた原因が思い当たりません。
ですので、原因不明の股関節の不調や痛みと思う場合がほとんどです。
ところが、原因はあるのです。
原因は、膝をついた転倒なんですね。
また、なぜ、骨盤も痛めるのでしょうか?
それは、股関節が骨盤にある関節だからなんです。
股関節に伝わった転倒の衝撃力が骨盤に伝わると、骨盤にある関節を痛めてしまうのです。
骨盤にある仙腸関節(せんちょうかんせつ)という関節です。
仙腸関節を痛めると、腰痛などの腰の不調の原因となります。
このように転倒した後に、股関節や腰に不調がでる場合が少なくありません。
原因がわからずに、股関節や腰に不調のある方は、転倒した経験はありませんか?
転倒した経験がある場合は、股関節や骨盤の関節を痛めた可能性が高くなります。
この場合は、痛めた関節を正常に戻す事が必要になります。
関節の整復を専門にしている当院にご相談ください。